耳鼻科専門医「もう年だから」…

脳が鳴らす?

蝸牛の場所をチェック

蝸牛 = かたつむり

医師「検査異常なし」「年だから」の意味

原因の99%は

腎虚

(腎の弱り)

蝸牛の中の水捌けが悪くなる
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有毛細胞が萎れて音を拾わなくなる
 (聴力低下・難聴)
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聴神経が微かに脳に伝達
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脳が音を大きくする
   (耳鳴り)

耳の奥が浮腫んでいる

(脳の一歩手前)

有毛細胞 = アンテナ

耳鳴り・難聴 = 台風後の倒れた稲の状態

電子顕微鏡で見た実際の有毛細胞

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腎臓を弱りを改善する必要

体の中で水捌けを司る腎臓

腎虚を改善して耳鳴り・難聴を治療する専門薬があります。

病院処方薬一覧

❶内耳機能改善薬

ATP製剤

→ 内耳の血流改善や神経修復、エネルギー代謝の向上を目的とした薬剤で、耳鳴りや感音性難聴の治療に広く使用されます。即効性は期待しにくいものの、長期投与で効果が期待され処方されます。

ビタミンB12製剤

→ 神経細胞の修復や代謝を助け、末梢神経障害に伴う耳鳴りや難聴に有効とされています。

ニコチン酸アミド・パパバリン製剤

→ 内耳の血流改善と細胞機能の向上。耳鳴りやめまいの治療に使用します。

カリジノゲナーゼ

→ 末梢血管を拡張し、微小循環を改善します。糖尿病性合併症を伴う耳鳴りに処方。

❷メニエール病関連薬

イソソルビド

→ 内リンパ水腫を改善し、めまいや耳鳴りを軽減。食前投与で浸透圧利尿作用を発揮します。

ベタヒスチンメシル酸塩

→ 内耳血流改善とヒスタミン様作用で、めまいを伴う耳鳴りに有効とされます。

ジフェニドール塩酸塩

→ 前庭機能を抑制し、回転性めまいを伴う耳鳴りに使用します。

❸ 突発性難聴・感音難聴

ステロイド薬

→ 内耳や神経の炎症を抑え、聴力回復と耳鳴り軽減を目指しますが、長期使用による免疫低下に慎重。

プロスタグランディン製剤

→ 血流改善や抗炎症作用で内耳機能を補助します。

低分子デキストラン

→ 血液の粘度を下げ、血流改善を促します。突発性難聴の治療で補助的に使用。

良くならない方

持続性知覚性姿勢誘発めまい
(PPPD)が考えられます。

こちらをご覧下さい。